性感染症(STI)と検査

はじめての病院診療ナビ(Step1 まず最初に)

初めて病院で診察を受ける方へ。
病院に行く前に準備しておくとよいことや、気になるお金のこと、親への相談方法など、病院診療に向けてまとめて予習することができます。

病院に行く時に、保険証は必ず必要ですか?

必ずしも健康保険証が必要というわけではありませんが、保険証がないと費用はすべて自己負担になります。
治療が必要になると費用もある程度かかるので、保険証を利用したほうがよいでしょう。

健康保険証を使うと、健康保険組合から年に1回か2回くらい医療費通知が送られる場合があります。
この医療費通知には、行った病院の名前や日にちなどが記入されることはありますが、どの科を受診したか、どんな理由で受診したかが記入されることはありません。

保険証を使う場合と使わない場合、郵送検診をする場合の比較

  • 保険証を使って病院へ行く
    • 費用が安い

    • 医師の診察を受けて適切な治療が受けられる

    • 病院へ行った履歴が残る

  • 保険証を使わずに病院へ行く
    • 病院へ行った履歴が残らない

    • 医師の診察を受けて適切な治療が受けられる

    • 費用はすべて自己負担

  • 郵送検診をする
    • 他の人に知られる可能性が低い

    • 費用はすべて自己負担

    • 本当に感染していないかはわからない

    • 治療ができない

料金はどれくらいかかりますか?

保険が適用になると診療代や検査費用などは3割負担(費用の30%を支払う)になります。
初診のときは、初診料を含め、3,000円〜5,000円くらいです。
初診では視診(医師が患部を見て診察すること)などのほか、症状によっては遺伝子検査や培養検査なども行います。

こうした検査は結果が出るのに早くても数日かかりますから、後日、検査の結果を聞きに行きます。
このときは検査料や再診料がかかります。検査料は検査の内容によって異なりますが、検査1項目について2,000円〜4,000円くらいです。
保険が適用できる場合は、その3割の金額を支払います。
STIだとわかったら、投薬などの治療を行います。病気や症状によって治療内容は異なり、料金も変わります。

検査や使用する薬はいろいろな選択肢があるので、もしもお金があまり用意できないなどの事情があるなら医師に相談してみましょう。

未成年ですが、親には絶対秘密にしてもらえますか?

病気に関する内容は個人情報なので、基本的に本人以外にはお知らせしません。

本人の許可なく他の人に診察の内容を話すことはないため、たとえ一緒に診察に行っても、診察室には本人だけが入って医師と話をします。
医師は患者の気持ちを一番に尊重するので、親などに知らせたくないときは相談してみてください。

もしも病気だとわかって、治療費などの面で親に話さなくてはいけないと決心できた場合でも、話しにくければ、医師から話してもらうこともできます。
そういうときも相談してみてください。

もし陽性だったら、パートナーには正直に話さないといけませんか?
話すとしたらどういう風に話したら関係が壊れないで済むでしょうか。

STIにかかっているとわかったら、必ずパートナーに知らせてください。そして検査を受けることをすすめてください。
相手に自覚症状がないだけで感染している可能性もあるからです。
また相手も感染していた場合、自分だけ治療をしても、再感染してしまう可能性もあります。

とても言いにくいと思いますが、二人のために大切なことです。「二人の関係が壊れてしまうかも…」と不安にもなるでしょう。
でも、ほうっておくと症状が進んでしまうことのほうが大変だし、将来の不妊につながらないとも限りません。
「ぼく/私のことを愛しているなら、あなたも検査を受けて、治療をしてください」、勇気をもってそう言いましょう。

はじめての病院診療は不安もあるけど、診療費やパートナーへの相談について知っておくと心強い…!

まずは「性感染症かも」という不安を取り払うことが大切だね。
病気や治療について不安なことは、診察時にお医者さんに聞いてみよう。