心不全

心不全の検査方法

心不全を発見するためには?

心不全を発見するためには、心臓の機能低下や関連する疾患がないか確認するための様々な検査が行われます。
検査の他にも実際に心不全の症状や徴候(動悸、息切れやむくみなど)がないかを確認します。

聴診
心臓の音を聞き、雑音や心音の異常を確認します。肺に水が溜まってくると、肺音にも異常がおこります。
胸部X線
心臓や肺のレントゲン写真を撮ります。心臓の大きさや形を確認したり、肺に水が溜まっていないかなどを確認します。
心電図検査
心臓は電気信号によって動いていますが、その電気的活動を波形にして確認します。
心エコー
超音波を使って心臓の大きさや形、心臓の壁の動き、弁の動きや血液の流れを確認します。
血液検査
(ナトリウム利尿ペプチド)
採血した血液からNT-proBNPやBNPと呼ばれる血液中に存在する物質の量を調べます。
このホルモンは、心臓が自分を守るために心臓自身が作って分泌しているもので、心臓に負荷がかかるほど心臓はこのホルモンを作り、血液中に多く放出します。
したがって、心不全になると結果的に血液中に多く存在する物質となります。
監修
新潟大学大学院 生活習慣病予防・健診医学(健診・人間ドック学)講座 特任教授
新潟県労働衛生医学協会 理事 加藤 公則 先生
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