肝炎

この記事では、『肝炎とはどんな病気?』という基本から、主な原因や症状、そして最も大切な検査の受け方、陽性とわかった後の対処法まで、順を追って詳しく解説しています。ぜひ、あなた自身と大切な人のために、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

「健康診断は毎年受けているし、特に症状もないから大丈夫」 そう思っている方は、たくさんいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちの体の中には、静かに、そして着実に進行し、気づいたときには手遅れになりかねない病気が存在します。その一つに、肝臓の病気「肝炎」があります。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。多少のダメージを受けても、痛みなどの自覚症状をほとんど発しないため、気づかないまま時間が経過するうちに、病気は肝硬変や肝がんといった、命に関わる深刻な状態へと進んでしまうことがあるのです。
そして、この肝炎の主な原因が「肝炎ウイルス」の感染です。

日本では、肝炎ウイルス検査を「一生に一度は受けましょう」と呼びかけています。しかし、2020年に行われた全国調査によると、C型肝炎ウイルスの検査を受けた経験がない人(未受検者)が約40.2%、さらに、過去に検査を受けていてもそのことを自覚していない・忘れてしまった人(非認識受検者)が約44.4%にも上るという実態が明らかになりました。(出典1)

おさえておきたい
POINTS

  1. 肝臓は「沈黙の臓器」。症状がないからといって、安心はできません。
  2. 肝炎の主な原因はウイルス。そして、その感染は誰にでも起こりうることです。
  3. だからこそ、症状がなくても「一生に一度」は肝炎ウイルス検査を受けましょう。
  4. 無料もしくは一部自己負担で受けられる主な肝炎ウイルス検査として、B型肝炎(HBV)、C型肝炎(HCV)がよく知られており、これらの肝炎にはすでに確立された優れた治療方法があります。
  5. 治療費も助成制度を使用することで負担が大幅に軽減されています。

肝炎とは

私たちの健康を語る上で欠かせない「肝臓」。まずは、この重要な臓器の働きと、そこで起こる「肝炎」という病気について理解を深めましょう。

肝炎の原因

肝炎を引き起こす原因は様々ですが、日本では「肝炎ウイルス」への感染が主な要因となっています。

下垂体はTSH量によって放出/抑制の調節をします。甲状腺は甲状腺ホルモンの放出量の調節をします。

肝炎の症状

なぜ肝炎は発見が遅れがちなのでしょうか。それは、肝臓が持つ驚異的な能力と、ウイルスの静かな性質に理由があります。

肝炎の検査

この記事の最も重要なテーマである「検査」についてです。なぜ検査が必要で、どこで受けられるのか、具体的な情報をお伝えします。

肝炎の治療

「肝炎は治りにくい病気」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、それは過去の話です。現代の医療において、肝炎は「治す」あるいは「コントロールする」ことが十分に可能な病気になっています。

監修
考藤 達哉 先生 (国立健康危機管理研究機構(JIHS)国立国際医療研究所
肝炎・免疫研究センター研究センター長 / 肝炎情報センター長)

(出典1) 令和2年度 肝炎ウイルス検査受検状況等実態把握調査(国民調査)
(出典2) 肝がん白書令和4年度| 一般社団法人 日本肝臓学会
(出典3) Burden of chronic hepatitis B and C infections in 2015 and future trends in Japan: A simulation study

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